海釣り&エギングガイド

エギング

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エギングで釣れないのはなぜ?結果を分ける考え方と攻め方

 
エギングで釣れないのはなぜ?結果を分ける考え方と攻め方を説明したイラスト

 
エギングって、やればやるほど分からなくなる釣りだと思っていませんか
 
情報は山ほどあるし、テクニックも無数にある。シャクリ方、エギのカラー、サイズ、レンジ、潮、時間帯。真面目にやろうとすればするほど、やることが増えていく。でも不思議なことに、それだけやっても釣れない人はずっと釣れない
 
一方で、適当に投げて、適当に動かして、あっさり釣る人がいる。この差は何なのか
 
結論から言います
エギングは難しくないです。イカに食い気があれば、9割釣れます
 
ここを外したままテクニックを積み上げても、釣果にはほとんど繋がりません。釣れない理由の多くは「知識不足」でも「経験不足」でもなく、前提の捉え方が間違っているだけです
 
ボトムを取るのが正解だと思っている。シャクリを強くすればアピールできると思っている。みんなと同じエギを使っていれば間違いないと思っている。そうやって“正しそうなこと”を積み重ねていくうちに、気付かないうちに釣れないやり方が染みついていく。そして厄介なのは、それに気付かないことです
 
例えば、びゅんびゅんシャクっている人がいる。本人は「しっかりアピールしている」と思っている。でも実際に反応しているのはイカじゃなくて周りの人だったりする。逆に、ほとんど動かしていない人が静かに釣っている。この違いはテクニックではなく、
 
状況の理解度の差です
この記事では、エギングでよく語られる“それっぽい常識”を一度全部横に置きます。その上で、実際に釣れる考え方、見落とされがちなポイント、そして本当に使うべきエギや動かし方まで、全部まとめていきます
 
順番も綺麗に整理しません。むしろランダムに近い形で、現場の感覚そのままに書いていきます。その方が、実際の釣りに近いからです。
 
これは「分かりやすい記事」ではなく、「気付きが起きる記事」です。読み終わった時に、「ああ、だから釣れなかったのか」と思えればOKです。そして1つでもやり方が変われば、その瞬間から釣果は変わります
 

エギングはイカに食い気があれば90%釣れる|それでも釣れないなら何かが違う

 

エギングはイカに食い気があれば90%釣れる|それでも釣れないなら何かが違うを説明したイラスト

 
エギングという釣りをややこしくしている原因は、ほぼここにあります。「難しい釣りだと思い込んでいること」先に結論を言います
 
イカに食い気があれば9割は釣れます
これは極論でもなんでもなく、実際に釣り場で起きている現象です。例えば、イカが回ってきたタイミングや、明らかに活性が上がっている瞬間。こういう状況では

  • ・1投目で乗る
    ・軽く動かしただけで抱く
    ・むしろ雑な動きの方が反応が出る

 
「え、こんな簡単なの?」と感じる瞬間があります。この経験をしたことがある人なら分かると思いますが、エギングはハマった時は驚くほどシンプルな釣りになります
 
逆に言えば
釣れない時は“成立していない”だけの可能性が高いです。ここを無視して

  • シャクリを変える
  • エギをローテーションする
  • 同じ場所で粘り続ける

こういったことを続けても、状況が変わらない限り結果は大きく変わりません。では、それでも釣れない場合は何が起きているのか。ここで次の話です
 
それでも釣れないなら、やり方が合っていない可能性が高い。この部分を曖昧にすると、ずっと迷い続けることになります
 
よくあるパターンがこちら

  • 動かしすぎている
  • レンジが合っていない
  • イカに気付かれていない

特に多いのが “頑張りすぎている状態”エギングは「しっかり動かす釣り」と思われがちですが、実際は違います。違和感を出さないことの方が重要になる場面が多いです
 
例えば

  • ・大きくシャクる
    ・速く動かす
    ・強くアピールする

これらは状況によっては有効ですが、常に正解ではありません。むしろ違和感だけを与えて終わることもある。イカは興味を示しても、「何かおかしい」と感じた瞬間に距離を取ります
 
つまり見せることはできているが、食わせ切れていない状態。さらに見落とされがちなのが
 
そもそもエギに気付いていない
これもかなり多いです。人間からすると「しっかり動かしているし見えているはず」と思いがちですが、実際の水中では

  • レンジがズレている
  • 動きが速すぎる
  • 視界に入っていない

 
こういった理由で 存在に気付かれていないことも普通にある。この状態では、どれだけテクニックを変えても反応は出ません
 
ここまでをまとめると

  • エギングは特別難しい釣りではない
  • 条件が揃えばシンプルに釣れる釣り

 
逆に 成立していない状態で頑張ると、釣れる確率は5%以下まで落ちます。たまたま釣れることはあっても、再現性はほとんどありません
 
だから大事なのは

  • 新しいテクニックを増やすことではなく
  • 状況に合っていない動きを減らすこと

 
最後にもう一度まとめます。イカに食い気があれば9割は釣れる。それでも釣れないなら、やり方を見直す余地がある。この2つを理解するだけでエギングは一気にシンプルになります
 
逆に言えば釣れない時は“成立していない”だけの可能性が高いです。ここを無視して、

  • シャクリを変える
  • エギをローテーションする
  • 同じ場所で粘り続ける

こういったことを続けても、状況が変わらない限り結果は大きく変わりません。
では、それでも釣れない場合は何が起きているのか。ここで次の話です
 
それでも釣れないなら、やり方が合っていない可能性が高いです。この部分を曖昧にすると、ずっと迷い続けることになります
 
よくあるパターンがこちら

  • 動かしすぎている
  • レンジが合っていない
  • イカに気付かれていない

 
特に多いのが “頑張りすぎている状態”エギングは「しっかり動かす釣り」と思われがちですが、実際は違います。違和感を出さないことの方が重要になる場面が多いです
 
例えば
・大きくシャクる
・速く動かす
・強くアピールする
 
これらは状況によっては有効ですが、常に正解ではありません。むしろ違和感だけを与えて終わることもある。イカは興味を示しても、「何かおかしい」と感じた瞬間に距離を取ります。つまり見せることはできているが、食わせ切れていない状態。さらに見落とされがちなのがそもそもエギに気付いていないケース。これもかなり多いです。人間からすると「しっかり動かしているし見えているはず」と思いがちですが、
 
実際の水中では

  • レンジがズレている
  • 動きが速すぎる
  • 視界に入っていない

 
こういった理由で存在に気付かれていないことも普通にある。この状態では、どれだけテクニックを変えても反応は出ません
 

エギは軍艦グリーン。無ければ赤テープを使う

 

軍艦グリーンのイラスト

 
エギのカラーで迷うくらいなら、結論はシンプルです。軍艦グリーンを使えばいい
 
まずこれが軸です。エギングはカラー論が無限にありますが、実際の現場で安定して結果を出すのは、あれこれ試すことではなく “信頼できる1本を決めること”その1本が軍艦グリーンです。理由は単純で、反応が出る確率が高い。そしてもう一つ重要なのが迷いが消えること。カラーをあれこれ変えている時点で、釣りがブレます。これは違うかも、次はこっちかも、さっきの方がよかったかも。この状態になると、エギではなく“自分の判断”が崩れていく。だからこそ最初から1本に絞る方が釣れる
 
じゃあ軍艦グリーンがなぜそこまで強いのか。これは「特別な色だから」ではありません。成立しやすいバランスだからです

  • 見つけてもらいやすい
  • 違和感が出にくい
  • どの時間帯でも使える

この3つが揃っている。つまり“考えなくても成立しやすいカラー”ただし問題があります。売り切れていることが多い。ここで迷う人が多いですが、結論は決まっています。その時は赤テープを使えばいい。ここで言う赤テープは

  • カクテルオレンジ
  • ボルカノロック

こういったカラーを含めた“下地赤テープ系”です。なぜ赤テープでいいのか。構造が近いからです。軍艦グリーンも含めて、結局は“どう見えるか”が重要
 
赤テープ系は

  • 水中での存在感が安定している
  • 光量の変化に強い
  • シルエットが出やすい

 軍艦に近い役割を担える。つまり軍艦グリーンがないからといって迷う必要はない。同じ系統で揃えればいいだけ。ここで一番やってはいけないのが「代わりを探して迷うこと」違う方向のカラーに逃げると釣り自体が崩れる
 
だから整理すると

  • 軍艦グリーンがあるならそれ一本でいい
  • なければ赤テープ系で代用する
  • それで十分成立する

エギングで釣果が安定しない人ほどカラーを増やす。でも実際は逆で減らした方が安定する
 
最後にもう一度まとめると

  • 基本は軍艦グリーン一本
  • なければ赤テープで代用

これだけ決めておけば、エギ選びで迷うことはほぼなくなります
 

時間・季節関係なく最も釣れる確率が高いのはムラムラチェリー

 

ムラムラチェリーのイラスト

 
エギのカラーは状況によって変えるべきだと言われますが、その前に一つだけ押さえておきたいことがあります。「とりあえず投げて成立するカラー」が存在するということです
 
その代表がムラムラチェリー
これは単に人気があるとか、有名だからではありません。実際に“成立しやすい条件”を満たしているカラーです。エギで釣れるかどうかは、突き詰めるとこの2つに集約されます

  • 見つけてもらえるか
  • 違和感なく抱かせられるか

このバランスが崩れると

  • 見えない → 気付かれない
  • 派手すぎる → 警戒される

どちらに振れても釣れないムラムラチェリーが強い理由はこのバランスがちょうどいいところにある
 
具体的には

  • 視認性がある(見つけてもらえる)
  • でも派手すぎない(警戒されにくい)
  • シルエットが自然(違和感が出にくい)

だから状況を選びにくい。ここが重要。時間帯に左右されにくい。朝まずめ、日中、夕まずめ、ナイト。通常はカラーを変えて対応する場面。でもムラムラチェリーはそのまま投げ続けても成立することが多い。さらに季節にも左右されにくい。春の大型狙いでも、秋の数釣りでも極端に外れることが少ない。これは “特定の状況に強い”のではなく、“どの状況でも崩れにくい”カラーだから
 
ここで一つ補足
ほぼ同じ役割を担えるエギが存在します。スクイッドマニア・ワイルドチェイスのバニーピーチ。これ、カラー構成がムラムラチェリーとかなり近いです。実際に使っていても同じような場面でしっかり反応が出る。正直なところ個人的にはバニーピーチの方が好きです。ただし問題があって入手難易度が高い。タイミングによっては、ほぼ買えない。だから現実的には 安定して手に入るムラムラチェリーを軸にする方が組み立てやすい
 
ここで多くの人がやる失敗
「反応がない=カラーが違う」と考える。だからどんどんローテーションする。どれが良かったか分からなくなる。釣りがブレる。この流れに入る。でも実際はカラーの問題じゃないことの方が多い
 
レンジ、場所、タイミング
他に原因があるのに、カラーで解決しようとする。だからこそ“動かさなくていい軸”が必要。それがムラムラチェリーです。
このカラーを1本持っておくと「とりあえずこれでいい」が成立する。これはかなり大きいです
 
なぜなら無駄な判断を減らせるから結果として

  • 動き
  • レンジ
  • 立ち位置
  • 本質に集中できる

 
最後にまとめると
 ムラムラチェリーは“最強”ではない

  • 最も崩れにくいカラー
  • 時間も選ばない
  • 季節も選ばない
  • 状況も選びにくい

 
だから結果的に一番釣れる確率が高くなる。迷うくらいならこれを投げておけばいい。そして余裕があれば、手に入るタイミングでバニーピーチも試してみる。そのくらいの位置づけで考えるとちょうどいいです
 

軍艦グリーンとムラムラチェリーの使い分け

 
軍艦グリーンとムラムラチェリーの使い分けを説明したイラスト

 
エギを増やす前に、この2本の使い分けだけははっきりさせておいた方がいいです
 
軍艦グリーンとムラムラチェリー
この2本だけで、かなりの状況はカバーできます。まず前提として 判断基準は“イカの活性が高いかどうか”だけでいい。これ以上複雑にする必要はありません
 
具体的には

  • 秋シーズン
    朝まずめ・夕まずめ
  • 潮通しがいいポイント

 
こういう状況は高活性のイカがいる可能性が高い。この時は迷わず軍艦グリーンから入る。理由はシンプルで反応を取るスピードが速いから。高活性の個体は。見つけたら追う。違和感が少なければそのまま抱く。だからまずは“気付かせる力”が強い軍艦がハマる
 
逆に

  • 日中
  • プレッシャーが高い場所
  • 反応が薄い状況

こういう時はムラムラチェリーから入る。理由は違和感を出しにくいから。イカが慎重になっている時は見つけてもらうより“抱かせる”が重要になる
 
ここでの使い分けはかなりシンプル

  • 高活性っぽい → 軍艦 → ムラムラ
  • そうでもない → ムラムラ → 軍艦

これだけでいいです
 
この順番にも意味があります
軍艦から入る場合

  • → まず反応を見る
  • → ダメなら食わせに寄せる

 
ムラムラから入る場合

  • → まず違和感なく見せる
  • → ダメなら気付かせに寄せる
  •  

つまり“反応を取るか”、“食わせるか”の順番を入れ替えているだけ。これを理解していると無駄なローテーションが消える。多くの人は「反応がない=カラーを変える」でも実際は “順番”が間違っていることの方が多い
この2本で成立する理由は

  • 軍艦=反応を取る側
  • ムラムラ=食わせる側

 
役割が完全に分かれているから極端な話、この2本だけでもエギングは成立する。実際、これで釣れてしまう場面はかなり多いです。ただし、ここで一つだけ現実を言っておくと
 
この2本だけでは釣り切れないイカも確実に存在する
・見えてるのに抱かない
・チェイスだけで終わる
・触るのに乗らない
 
こういう個体。この瞬間に“もう一段階の引き出し”が必要になる。ここまでは2本で十分。。でもここから先は別のエギの役割になる。この違いが分かると

  • エギの増やし方も変わる
  • 無駄に増やさなくなる

 

秋と水温が高い時期は、まずは表層~中層から攻める

 

秋と水温が高い時期は、まずは表層~中層から攻めるを説明したイラスト

 
エギングで多くの人が無意識にやっているのが、「とりあえずボトムから探る」でも秋シーズンや水温が高い時期に関しては、この入り方は効率がいいとは言えません
 
結論から言うと
まずは表層〜中層から入った方が成立しやすい。理由はシンプルでイカが上を意識していることが多いから
 
秋は小型のベイトが増える時期です。そのベイトの多くは表層〜中層にいる。つまり、イカも同じレンジを見ている。この状態でボトムからスタートすると、エギが“見られていない層”を通る時間が長くなる。さらに秋のイカは活性が高い個体が多い。だからこそわざわざ下まで落とす必要がない
 
むしろ上で見せて、そのまま抱かせた方が早い。ここで重要なのが“反応が出るレンジを早く見つけること
ボトムから刻んでいくと
 

  • 時間がかかる
  • テンポが悪くなる

逆に表層〜中層から入ると反応が出るかどうかがすぐ分かる

  • ・触る
  • ・追ってくる
  • ・抱く

 
何かしらのリアクションが出れば、そのレンジが正解。反応がなければ👇
、そこから下げればいいだけ。つまり上から入る方が効率がいい
 
これは特に

  • 朝まずめ
  • 夕まずめ
  • 潮が動いているタイミング

 
こういう時に顕著。逆にここでボトムに固執するとチャンスを逃すことがある
 

ボトムを取らなければエギはロストしないし、他の人が釣れないイカが釣れる

ボトムを取るのが正解だと思っている人は多いですが、これも一度疑った方がいいです
 
ボトムを取らなくても釣れる。それどころか取らない方が有利になる場面も多い
 
まず分かりやすいのが

  • ロストが減る

これは単純ですが大きいです。根掛かりが減ることで

  • 無駄な時間が減る
  • 攻め続けられる

 
でも本質はそこではなくて“攻めるレンジが変わること”多くの人はボトムを叩いている。つまり同じレンジを共有している状態。この時どうなるか

  • イカはスレる
  • プレッシャーがかかる

 
そこであえてボトムを外す。すると誰も触っていない層を通せる。これが何を意味するか。まだ反応していないイカにアプローチできる
 
実際に

  • ボトムでは無反応なのに
  • 中層であっさり抱く
  • こういうケースは普通にある

 
さらにボトムを取らないことでフォールの時間がコントロールしやすくなる。これは違和感を減らすことに繋がる
 
結果として
 “食わせる釣り”が成立しやすくなる。もちろん全ての状況でボトムを無視していいわけではない。ただ常にボトムから入る必要はない。むしろボトムに固執する方が釣りを狭くしている
 
この意識を持つだけで
攻め方が一気に広がる
釣れるパターンも増える
ボトムは“絶対”じゃない
この一言を頭に入れておくだけで、釣りの見え方はかなり変わります
 

それでもボトムじゃなきゃ釣れないパターンは存在する(低水温・スレイカ・低活性)

 

それでもボトムじゃなきゃ釣れないパターンは存在する(低水温・スレイカ・低活性)を説明したイラスト

 
ここまで「上から攻めろ」「ボトムに固執するな」と書いてきましたが、これはあくまで効率の話です
 
例外は普通に存在します。そしてその例外がボトムじゃないと反応しない状況。まず分かりやすいのが
 
低水温期
水温が下がると何が起きるか。イカの動きが鈍くなる。こうなると上まで追わない。長い距離を動かない。エサを待つ傾向が強くなる “取りに行く”より“来たものを食う”状態。この時に表層や中層を通しても、そもそも見に来ない。だからボトム付近で見せ続ける必要がある
 
次にスレたイカ
これは港や人気ポイントでよくある状況。周りを見ていると、みんな同じことをしている

  • ボトムを取る
  • 強くシャクる
  • 派手に動かす

 
その結果、イカが学習している。こうなると上で動くエギには反応しない
。見切る。途中で離れる。でもボトム付近になると警戒が少し緩む個体がいる。理由は単純で動きが少ないから違和感が減る。つまり “落ちてくるもの”として認識しやすい。そしてもう一つ
 
低活性の状態
これは水温に関係なく起きます
潮が止まっている
ベイトが少ない
プレッシャーが高い
 
こういう時のイカは、とにかく動かない。この状態で表層や中層を通しても追う理由がない。だから目の前に長く置く必要がある。ここでボトムが効いてくる

  • 落とす
  • 見せる
  • 放置する

 
 “待ちの釣り”に変える。ここが重要で

  • 上の釣り=リアクション
  • ボトムの釣り=存在感

 
アプローチがそもそも違う。まとめると

  • 低水温 → 動かないから下
  • スレ → 違和感を減らすために下
  • 低活性 → 追わないから下

 
つまり “動かない個体をどう食わせるか”がボトムの役割。ここまで理解していれば

  • ただボトムをやるのと
  • 意図してボトムを使うのでは
  • 釣果は全く変わる
  • 上で釣る
    下で釣る

 
これは対立じゃなくて使い分け。この感覚が入ると「なぜ今釣れないのか」も見えてくる。ボトムは古い考えじゃない “必要な場面で使う武器
 

みんなと同じエギで釣れない時はアモラスジョイントを使う

 

アモラスジョイントのイラスト

 
同じ場所、同じ時間、同じようなエギ。それでも釣れている人と釣れない人が分かれる場面があります
 
その差は“エギの違い”で一気にひっくり返ることがある。その代表が
アモラスジョイント
 
これは普通のエギと同じ感覚で使うと、正直釣れません。なぜか。構造が違うからです。多くの人がやってしまうのが普通のエギと同じようにシャクる
 
でもアモラスジョイントは“シャクるエギじゃない”正解は細かくシェイクすること。イメージとしては超ショートジャークを5〜7回連続で入れる。これをやるとどうなるか
 

  • ジョイント部分が滑らかに動く
  • 複数回のクリック音でイカを誘惑
  • “生き物っぽさ”が出る

 
逆に普通に大きくシャクるとどうなるか

  • 動きが一瞬で終わる
  • ただの“変わったエギ”になる
  • これだと釣れにくい

 
つまりアモラスで釣れない人は、シャクリが違う。というよりエギの構造を理解していない。このエギの本質は“ゆらゆらと動くこと”だから無理にシャクる必要がない。むしろダートなんて入れない方がいい
 
さらにこのエギは他の使い方も強い。まずは、ただ巻き。これだけで勝手にふわふわと揺れながら泳ぐ
 
次にボトムずる引き。これがかなり効く場面がある

  • スレている
  • 動かない
  • 追わない

 
こういう時に “自然に動くもの”として認識されやすい。つまりシャクるだけじゃなく “見せ続ける釣り”にも対応できる。ここまで来ると分かると思いますが普通のエギで反応が出ない理由を埋めるエギ。だから周りが釣れていない時に効く
 

アモラスジョイント・三種の神器+α

アモラスを使うなら、カラーは絞った方がいいです
 
三種の神器はこれ

  • 赤テープ→ 縞パープル杉
  • ケイムラ→ 艶海老
  • 夜光→ ハッスルナイト

 
この3つでほとんどの状況は対応できる。役割としては
赤テープ → 高活性、秋、まずめ
ケイムラ → 日中・クリア
夜光 → ナイト・濁り
 
ここは他のエギと同じ考え方でいいですがアモラスは“動きで食わせる”割合が大きい。だからカラーはシンプルでいい。そしてもう一つ
 
+αはタイプS
これはゆっくり沈ませ沈下速度で変化を出すための選択
 
通常のモデルで反応が薄い時、フォールスピードを変えるだけで反応が変わることがある。ここまで揃えておけば “釣り切るための引き出し”になる
まとめると
 

  • アモラスは普通に使うと釣れない
  • シェイクで使うと別物になる
  • ただ巻き・ずる引きも強い

 
そして三種の神器で十分戦える。これを理解しているかどうかで “あと一歩”が取れるかどうかが変わる
 

エギング、シャクってダメなら巻いてみる

 

エギング、シャクってダメなら巻くを説明したイラスト

 
エギングって「シャクる釣り」というイメージが強いですが、一度これを疑ってみてください
 
シャクってダメなら、巻いてみる。言い方は軽いですが、これかなり大事です。多くの人は 「反応がない=シャクリが足りない」そう考えます。だから、もっと強くシャクる。回数を増やす。動きを大きくする。それで状況が悪くなることもある
 
イカは常にアクティブに追ってくるわけではありません
特に

  • スレている
  • プレッシャーが高い
  • 低活性

 
こういう状況では 派手な動きを嫌うことがある。この時に必要なのはリアクションではなく“違和感のなさ”ここで「巻き」が効いてきます
 
ただ巻きの何がいいか。自然に泳ぎ続けること。シャクリは一瞬の動き。でも巻きは“継続した動き”これが何を生むか。追わせる&抱かせる時間が増える
 
さらに

  • 動きが一定になる
  • 不自然な加速や止まりが減る
  • 見切られにくくなる

 
巻くだけで勝手に食わせが成立する。ここで大事なのが “巻き=手抜き”ではない。むしろ状況に合わせた選択。実際にやってみると分かりますが
 

  • シャクって無反応
  • 巻いた瞬間に触る
  • こういうことは普通に起きる

 
まとめると
シャクって反応がない時。さらにシャクるんじゃなくて。一度“引いてみる”エギングは押すだけじゃなく引くことで成立する場面がある。この一手を持っているかどうかで釣り切れるかどうかが変わります
 

三浦半島・三崎で結果が変わるチラツキイワシ|食わせ特化のご当地カラー

 
チラツキイワシのイラスト
 

チラツキイワシはいわゆるご当地カラーですが、これは「人気がある」レベルの話ではありません。 “条件が合うと他を無視して釣れるカラー”です
 
このカラーを一言でまとめると「イワシっぽい+微フラッシング+ナチュラル透け感」この3つが合わさった。食わせ特化型のカラー。なぜチラツキイワシが効くのか
 
ベイトにドンピシャで合う
三浦半島、とくに三崎周辺はイワシ系ベイトがかなり多いエリア。これは実際にやっている人なら分かると思いますが、日によってはベイトが目視できるレベルで入ってきます。この状況で何が起きるか。イカは“そのベイト前提”で動いている
 
つまりエギもそれに寄せるとどうなるか。違和感が消える。そのまま抱く。ここで重要なのは「似ている」ではなく “環境に馴染んでいるかどうか”チラツキイワシはその場のベイトに対しての一致率が高い。だから他のカラーを無視して抱くことがある
 
“チラツキ”が絶妙
ここが一番のキモ。ただの銀テープではない。光りすぎない。でも“チラッ”と反射する。この中途半端さが強い。強いフラッシングは見つけてもらいやすい。でも同時に警戒もされやすい。逆にチラツキイワシは必要最低限だけ光る
 
これが効くのは

  • スレてる日
  • プレッシャーが高い港
  • 周りが派手カラーばかりの状況

こういう時に “一歩だけ違う存在”になる。その差で抱くかどうかが変わる
 
透け感=ナチュラル最強
チラツキイワシのもう一つの強さ
特に

  • 澄み潮
  • 水がクリアな日

 
この状況でシルエットが強すぎるエギは見切られやすい。でもチラツキイワシは水に馴染む、主張しすぎない。結果見切られにくい。つまり“見えるけど気にならない存在”になる
 
使いどころ
(ここを間違えるとただのエギになる)
このカラーは強いですが、万能ではない。ここを外すと普通のエギになります
 
ベスト条件

  • 日中〜夕まずめ
  • 澄み〜やや濁り
  • ベイトが見える、またはいそうな時
  • スレ気味の状況
  • 「なんか今日渋いな…」

 
こういう日に入れると一気に反応が変わることがある
 
△ 微妙な状況

  • ド濁り
  • ナイトでシルエット勝負

この場合はピンク・オレンジ系の方が分がある
 
実戦的な使い方(ここが一番差が出る)
ここ、浅く使うと意味がない。
チラツキイワシは “違和感を消すためのカラー”なのに激しくシャクる
。アピール全開で誘う。これをやると部台無し
 
じゃあどう使うか
軽めのシャクリ
フリーフォール長め
もしくは“ただ巻き”
 
つまり、あえて地味に使う。これで初めてこのカラーの本来の強さが出る

  • ・見える
    ・でも違和感がない
    ・気付いたら抱いている

この状態を作れるかどうか
 
結論
チラツキイワシは“強いカラー”ではない。 “条件が合った時に刺さるカラー”

  • マッチザベイト
  • ハイプレッシャー時
  • 派手カラーが効かない

この3つが揃った時、他を無視して釣れる。だからこそ三浦半島・三崎では鉄板になる
 

最強のシークレットエギ、モエモエグリーン

 

ムラムラチェリーのイラスト

 
モエモエグリーンは、いわゆる“分かりやすく釣れるエギ”ではありません。ピンクのように強くアピールするわけでもない。ナチュラル系のように完全に溶け込むわけでもない。それでも特定の状況になると周りが釣れていない中で、一人だけ釣れ続ける。そういう“ハマると抜ける”タイプのエギです。一言で言う「存在感を出しつつ、警戒されにくい中間カラー」
 
なぜモエモエグリーンが効くのか
見えるけど強すぎない。このエギの強さはしっかり認識されるのに、主張が強すぎないこと。ピンクやオレンジは見つけてもらいやすい。でも強すぎて嫌われる場面もある。逆にナチュラル系は警戒されにくい。でも気付かれないこともある。モエモエグリーンはその中間。見えるけど、押しつけがましくない。このバランスがスレた個体に効く
 
グリーンは水に馴染む。水中でのグリーンは

  • 浮きにくい色
  • 背景とケンカしない
  • 変に目立ちすぎない

 
つまり自然な存在として入りやすい。それでいて、イカにちゃんと認識はされる。これが他のカラーとの違い
 
モエモエグリーンはケイムラと組み合わさることで真価を発揮する。紫外線に当たると、ぼんやり発光する。この状態になると

  • うっすら光る
  • でも強すぎない

 
つまり“目に入るけど不自然に見えない”状態になる。光で気付かせて色で食わせる。このバランスが崩れにくい
 
使いどころ(ここで差が出る)
このエギは万能ではない。合う場面で使うと一気に強さが出る
 
◎ ドンピシャ条件

  • 夜(常夜灯あり)
  • 朝まずめ・夕まずめ
  • 少し濁りあり
  • ベイトが見えない or 小さい
  • 「いる気配はあるのに反応が弱い」

こういう時に入れると急に結果が出ることがある
 
◎ 特に強いシチュエーション

  • 常夜灯の明暗の境目
  • 明るい側 → 見切られやすい
  • 暗い側 → 気付かれにくい

その間に通すとちょうどいい見え方になる。ここが一番ハマる
 
△ 微妙な状況

  • ドクリアの日中(ナチュラルに分がある)
  • ド濁り(アピール不足)

極端な状況は得意ではない
 
実戦的な使い方(ここを外すと弱い)
ここかなり重要
適当に使うと“ただの中途半端カラー”になる
 
NG
何となく中間色として投げる。これだと強さが出ない
 
● 正解
「寄せ」と「食わせ」を分ける
 
パターン①

  • 軍艦やムラチェで反応を見る
  • 追うけど乗らない
  • モエモエグリーンに変える
  • ここで抱かせる

 
パターン②

  • 軽めのシャクリ
  • フリーフォール長め
  • 明暗に流し込む
  • 見せて、そのまま抱かせる
  •  

■ 結論
モエモエグリーンは万能ではない。 “釣り切るためのエギ”。強すぎるカラーでは反応しない。ナチュラルでもあと一歩足りない。その中間でしか取れない個体がいる。それを拾うのがこのエギ。だからシークレットになる
 

3.5号は時代に合ってない!?エギは2.5~3号を使え

「3.5号は釣れないわけじゃない。ただ今の状況に合ってないだけ」
 

3.5号は時代に合ってない!?を説明したイラスト

 
なぜ3.5号=時代に合ってない!?と言われるのか。近代エギングはイカの数が減っています。昔のようにイカが多ければ一つの餌(エギ)に対し競争が起こりエギを奪い合います。そういう状況であれば大きくて目立つ3.5号が有利ですが、イカは少なければ競争は無くなります。餌(エギ)に対して真っ先に飛びつくというより餌を選択し出します。そのような状況では大きいエギはどうしても警戒されやすいのです
 
私の地元では初夏に剣先イカが回遊してきます。大きな群れが入ってくれば1回の釣行で10杯以上釣れる事が多々ありますが、群れが入ってきたタイミングは基本何を投げても反応してきます。初夏に三崎で釣れる剣先イカのサイズは3.5号と同じような大きさですが、そんな小さなイカでさえ、数が入っていれば猛烈な勢いで3.5号のエギにアタックしてくるのです
 
イカの総数は減ってきてる状況でエギング人口は増えています。例えばポイントにイカが10杯いたとして、そこにエギンガーが1人だけなのと、5人いるのとでは全く状況が異なります
 
前者のイカ10杯に対し人が1人の状況であれば、競争が生まれやすいので3.5号が有利になります。後者のイカ10杯に対し人が5人の場合は前者と比較した時に、さほど競争が生まれません。おのずと目立つ大きいエギは敬遠される仕組みとなる訳です。近代エギングは正にイカ10杯、エギンガー5人の構図になる事が多いのです
 
イカの総数減少&エギング人口の増加を考えれば、おのずと3.5号より、アピール度は少なくとも警戒心が薄まる2.5~3号のエギの方が釣れやすくなるのです
 

イカを釣りたきゃエギはシャロータイプを使う

 

イカを釣りたきゃエギはシャロータイプを使うを説明したイラスト
 

 
シャローエギはなぜ釣れるのか。結論はシンプルで、見せる時間が長いからです。エギングは「見せる→追わせる→抱かせる」という流れで成立しますが、この一連の動作には“時間”が必要になります。ここが抜けると、どれだけ良いカラーやアクションでも成立しません
 
ノーマルタイプのエギはフォールが速く、この流れが一瞬で終わります。イカがエギに気付いて追おうとする頃にはすでにレンジが変わり、タイミングが合わないまま終わる。これが、いわゆる「見て終わる」状態の正体です。反応はあるのに結果に繋がらない時は、ほとんどがこの時間不足で起きています
 
シャロータイプになると、フォールが遅くなることでこの時間が一気に伸びます。エギが長く同じレンジに留まることで、イカが状況を判断する余裕が生まれる。追う距離が確保され、間合いが詰まり、最終的に抱くまでの流れが成立します。ノーマルでは間に合わなかった個体が追いつき、興味止まりだった個体が決断する。この“あと一歩”が入るかどうかが、釣果の差になります
 
特に効果が出やすいのは、低活性やプレッシャーの高い状況、スレた個体が多い場面、ベイトが小さい時などです。こういう時のイカは、素早く捕食するのではなく、じっくり観察してから動きます。速いエギではタイミングが合わず、遅いエギで初めて成立する。だからシャローが効きます
 
ここで重要なのは、シャローは“浅い場所を攻めるためのエギ”ではないということです。本質はレンジではなく時間です。シャローはエギを長く見せるための設計であり、サイズや軽さとは別の概念です。同じ「遅い」でも、単純に軽いエギとは意味が違います。あくまで“フォールの設計で時間を作る道具”です
 
もちろんデメリットもあります。風や潮の影響を受けやすく、ラインが流されると操作が難しくなる。ボトムも取りにくく、感覚が掴めないと釣りがぼやけます。扱いはノーマルよりシビアになりますが、その分ハマった時の強さは別物です
 
結局のところ、シャローエギが釣れる理由は一つです。イカに判断する時間を与えるから。速いエギは反応を取るための道具で、シャローは食わせるための道具。この役割の違いを理解して使い分けるだけで、同じ場所でも結果は大きく変わります
 

ランガンすれば釣れる確率は上がる。回遊待ちは下がる

 

ランガンすれば釣れる確率は上がる。回遊待ちは下がるを説明したイラスト
 

エギングで結果が出るかどうかは、テクニック以前に「どれだけイカに当たれているか」で決まります。ここを外したまま動きをいじっても大きくは変わりません。結論を言えば、ランガンは当たる確率を押し上げ、回遊待ちはそれを下げます。だから釣果に差が出ます
 
まず前提として、イカは常に同じ場所に溜まり続けているわけではありません。ベイトや潮に合わせて動き、同じポイントでも時間によって密度が大きく変わります。つまり、一箇所で粘るという行為は「そこにいるか分からない対象を待ち続ける」ことになります。当たれば連発しますが、外せば時間ごと空振りになる。確率の振れ幅が大きい釣り方です
 
一方でランガンは、ポイントを移動しながら“いる場所”を探し続ける釣りです。小場所でも数を打てば、どこかで必ず反応に当たる。反応が出た場所は密度がある可能性が高いので、その周辺を丁寧に撃てば数も伸びる。つまりランガンは「当たりの母数」を増やすことで結果を安定させるやり方です。特別なテクニックがなくても釣果が上がりやすいのは、この構造があるからです
 
ここで差が出るのが判断の速さです。反応がない場所にどれだけ時間を使うか。一般的には数投して無反応なら見切るだけで十分ですが、回遊待ちの癖がある人はここで粘ります。「そのうち回ってくる」「時間帯が変われば釣れる」と考えて動かない。この積み重ねが、一日の中で“イカに当たる回数”を大きく減らします
 
さらに厄介なのは、この状態が習慣化することです。釣れない人は技術が足りないのではなく、釣れない前提の動きを繰り返していることが多い。ひたすら回遊を待つ、一般論に引っ張られてポイントを変えない、動きも見直さない。結果が出ない原因が外にあると考える限り、改善が起きません
 
逆に釣れている人は、反応の有無を基準に動きます。無反応なら場所を変える。反応があればその周辺を深掘る。このシンプルな判断を繰り返しているだけです。だから一日の中で“当たりに触れる回数”が増え、結果として釣果も伸びます
 
もちろん回遊待ちが成立する場面もあります。潮が効き始めるタイミングや、明確にベイトが入ってくる時間帯など、動かずに待つ方が効率的な状況もある。ただしそれは条件が揃っている時に限った話で、常に通用するやり方ではありません。何も根拠がないまま待つのは戦略ではなく、ただの停止です
 
結局のところ、エギングは「どれだけイカに触れられるか」で決まります。ランガンはそれを増やすための行動で、回遊待ちはそれを減らす行動になりやすい。ここを理解して動き方を変えるだけで、同じ腕前でも釣果は大きく変わります
 

シャクリは横に飛ばさず。上に跳ね上げる

 
シャクリは横に飛ばさず。上に跳ね上げるを説明したイラスト

 
エギングのシャクリというと、横に大きくダートさせる動きを思い浮かべる人が多いと思います。ロッドを大きく振って、エギを左右に飛ばす。見た目も派手で、いかにも釣れそうに見える動きです。ただ、この動きがそのまま釣果に繋がっているかというと、話は別です
 
まず前提として、イカは常に高速で逃げ回るベイトを追いかけているわけではありません。特に堤防周りやプレッシャーのかかった場所では、むしろ“弱ったもの”や“隙のある動き”に反応します。ここで横に大きく飛ばすダートは、動きが強すぎることが多い。視認はされるが、追い切る前に軌道が変わる。結果として距離が詰まらず、そのまま終わることが増えます
 
一方で、上に跳ね上げる動きは何が違うか。エギが上方向に抜けたあと、フォールで自然に落ちてくる。この上下の動きが、イカにとって非常に追いやすい軌道になります。横に散らばらない分、視線を外されにくく、一定のライン上で距離を詰めやすい。結果としてフォールに入った瞬間の“抱くタイミング”が作りやすくなります
 
ここで重要なのは、シャクリの目的が「動かすこと」ではなく「抱かせること」だという点です。横に飛ばすダートは見せる力は強いが、食わせる流れを分断しやすい。上に跳ね上げる動きは派手さはないが、フォールまで含めた一連の流れが繋がる。釣果に直結するのは後者です
 
よくあるのが、ロッドを大きく振り続けて“とにかく動かす”ことに意識が寄ってしまうケースです。びゅんびゅんと強くシャクると、確かに周りからは「やってる感」が出るし、見ている人の目も引きます。ただ、その動きで反応しているのはイカではなく、人間であることが多い。動きが強すぎると、エギは水中で落ち着かず、フォールも不自然になりやすい。結果として抱く直前の状態を作れないまま終わります
 
さらにもう一つ、見落とされがちな点があります。それは「気付かれていないのではなく、合わせられていない」ということです。釣れないと「イカがエギに気付いていない」と考えがちですが、実際には視認はされているケースが多い。ただし、動きが大きすぎることで距離やタイミングが合わず、結果として抱くところまで至っていないだけです
 
シャクリを小さくするというのは、単にアピールを弱めるという意味ではありません。イカが追い続けられる軌道を作り、フォールで仕留めるための調整です。上に跳ね上げる動きは、その流れを壊さないための手段であり、結果として釣れる形に繋がります
 
結局のところ、エギングは「どう見せるか」より「どう食わせるか」です。横に大きく飛ばすダートは見せる力が強い分、流れを断ちやすい。上に跳ね上げる動きは地味でも、フォールまで一貫した流れを作れる。ここを意識して変えるだけで、同じ場所でも結果ははっきり変わってきます
 

あとがき

ここまで色々書いてきましたが、結局やることはそんなに多くありません

  • イカがいる場所に入ること。
  • 合っているレンジを通すこと。
  • やりすぎないこと

この3つだけです
 
エギングは難しく見えますが、成立している時は驚くほどシンプルな釣りになります。逆に成立していない状態でどれだけ頑張っても、結果は大きく変わりません。だからこそ大事なのは、新しいことを増やすことではなく、ズレている部分を減らしていくことです
 
この記事の内容も、特別なテクニックではありません。現場で起きていることを、そのまま言葉にしただけです。だから全部を一気にやろうとしなくていいです。1つでも「これ変えてみよう」と思えたなら、それで十分です
 
エギングは、ほんの少しのズレが結果を分けます。逆に言えば、1つ噛み合うだけで急に釣れ始めることもある。その瞬間を一度体験すれば、この釣りは一気にシンプルになります。あとは現場で試すだけです

更新日 2026年3月29日

著者 古田晃広